富山ガラス工房で制作に使用しているガラスは、美術品制作の為に特別に調合された高品質なガラスです。しかしこれまで、このガラスの約20%を制作過程で生じるロスとして廃棄処分してきました。
この廃棄ガラスから異物や大きな色ガラス片を(一手間かけて)取り除き再溶融(リメルト=remelt)すると、透明ブルーの美しいガラスに生まれ変わりました。
廃棄ガラスに混入する色ガラスは、季節や、作り手によって異なる為、このガラスの色合いはブルーをベースとしながらも、その時々で微妙に変化します。
この作為のない、日々変化するガラスを「リメルト・ブルー=Remelt-Blue」と名付けました。
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原料の廃棄カレット(色ガラスが混入している)
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「リメルト・ブルー」のガラス玉とグラス