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TOYAMA ICONIC一輪挿し

(富山ガラスの歴史的背景を物語るアイコン商品)

TOYAMA・GLASS(富山ガラス)

■富山ガラスの歴史的背景

富山藩2代藩主前田正甫公が「反魂丹」の製造を奨励し「先用後利」の販売方法により「富山のくすり」を全国に広めました。以来300年、先人の英知と努力により幾多の困難を乗り越え着実に地場産業として花開いたのが越中(富山)の売薬です。その売薬商人の資金や知恵は、銀行や電力など明治以降の富山の近代産業の礎を築くとともに、関連産業であるパッケージ製造技術やデザイン関連産業の発展にも大きく貢献しました。

明治・大正期には手作りのガラスの薬瓶製造で、富山は全国のトップクラスのシェアを誇り、戦前は富山駅周辺に、溶解炉を持ったガラス工場が10社以上ありました。そこで生み出されたガラス薬瓶は機能性だけでなく、色やデザイン性においても個性豊かなもので、現在もコレクターを中心に高い評価を受けています。昭和期に入り戦争が激しくなっていくなか、経済統制によりガラス薬瓶製造工場が合併して「富山県薬壜工業株式会社」(現在の阪神グループの北陸硝子工業株式会社)が誕生しました。戦後の高度経済成長期に入り、時代の流れとともに目薬などの一部の容器はプラスチック製に変わり、現在ではガラス容器の全てを韓国工場で生産しています。

 1980年代に入り、富山市は新時代の教育と芸術文化、産業の振興を目指し、新しいガラス文化の創造に取り組み始めます。それは、ガラスの将来性、国際性に注目しただけでなく、かつて市内で盛んだったガラスの薬瓶製造産業にも由来するものであり、ガラス工芸に多くの職人が携わっていたという富山の歴史と伝統をも踏まえた、新たなスタートでした。1985年には、「富山市民大学ガラス工芸コース」を開講、1991年には全国初の公立のガラスアート専門教育機関「富山ガラス造形研究所」が開校し、国内外の第一線で活躍する卒業生を輩出。1994年には作家の育成支援・活動の拠点、市民がふれあえる場として「富山ガラス工房」がオープンしました。

 現在多くの市民や企業に支えられているTOYAMA・GLASS(富山ガラス)。それは、富山の歴史と伝統に根付くものであるからこそ、そして多くの人が富山のガラスアートを愛し支援してきたからこそ、市民の誇り、大切な宝物になっています。

※参考

「富山売薬が育てた富山のものづくり」(著者 須山盛彰氏)

「とやまモノがたり」(発行 富山商工会議所)

「北日本新聞地域ワイドリポート2011」(北日本新聞社記者 正平彩氏)

※協力

須山盛彰氏(郷土歴史家)   高田眞氏(阪神化成工業代表取締役会長)

奥村幸一氏(北陸硝子工業工場長)

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越碧硝子(コシノアオガラス)

材質・工法

越碧硝子(コシノアオガラス) 越碧は、富山ガラス工房と富山大学が共同研究を行い開発したガラス素材です。日本の文化に合った「和の色」を自らの手で開発したいという強い思いから、その第一弾として富山湾の海をイメージした深く美しい碧を目指しました。ガラスを通して見える光の様が移ろい行く富山湾の深みを表しています。(手前商品)

サイズ

H108mm ※オールハンドメイド商品のため、サイズ、柄、仕様に個体差が生じますので、あらかじめご了解ください。

¥5,500(税込)

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