●◎● キルンワークとは? ●◎●
キルンワークの『キルン』とは『電気炉』のことです。
電気炉は電熱線で1000度近くまで熱することができるオーブンのような装置です。
この電気炉を使ってガラスを熔かし合わせたり、曲げたり、型に流し込んだりして、
ガラスの形を成形していく技法のことを総称して『キルンワーク』と言います。
+*+ キルンワークの主な技法 +*+
▲フュージング (溶着)
ガラスの破片 (板ガラス、粒ガラス等) をデザインに合わせて組み上げ、熱をかけて溶かし合わせます。
▲スランピング (曲げ)
型の上にガラスをのせて熱をかけ、重力を利用してガラスを型に添わせます。
▲パート・ド・ヴェール
『練り粉ガラス』という意味。耐火石膏の凹型に色ガラスの粉を詰め込み、熱をかけてガラスを溶かし充填します。
▲キャスティング (鋳造)
耐火石膏の凹型にガラスの塊、もしくは粒状のガラスを詰め込み、熱をかけてガラスを溶かし充填します。
▲エナメル絵付け
ガラスの表面に特殊な絵具で絵を描き、所定の温度になるように熱をかけ、絵具を定着させます。